2015.10.28

出会えたらラッキー! 都内をさまよう神出鬼没の屋台バー「TWILLO」で、特別な一杯を♪

新城真紀

「都内にふらっと現れる、神出鬼没のバーがあるらしい」。先日、そんな噂を耳にしました。

詳しく話を聞いてみると、どうやらそのバーは〝TWILLO〟(トワイロゥ)という、リヤカー式の屋台で、店主の気の向くままに場所を転々と移動しているらしい。

 

ほぼ毎日営業しているのに、開店場所もオープン時間も、常に未定。そんなお店、聞いたことあります!? ネット検索をしても出てこない店が、今どき存在しているとは…。ミーハー心をがっしりと掴まれた私は、その謎に包まれたバーへ足を運んでみることにしました。

 

…と言っても、一体どこに行けばいいのでしょう?(笑) 唯一の手掛かりは、店主が開店直前に投稿するTwitterによる情報のみ。しかもその内容、こんな感じでかなりアバウトなんです。

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店主の詩的な文章に隠された数少ないヒントは、まるで「俺を探してみろ」と言っているかのよう。なんだか、謎解きゲームに参加したような気分。ワクワクしてきました!

 

しかし、Twitterのヒントを元に場所を絞り込むも、それらしきお店は見当たりません。道行く人に聞いても誰も知らないし、タクシーの運転手さんも首をかしげる始末。あてもなくさまよい続け、もうダメか…とあきらめかけた深夜0時過ぎ、ついにお店を発見!!

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闇夜に、真っ白な屋台の姿がはっきりと目立ちます。探し求めていたTWILLO、追い求めていたTWILLO。嬉しさのあまり「あったー!」と、叫びながら駆け寄ってしまいました。

 

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既に先客もちらほら。左端の3名は、常連さんでした。一度来て以来、この店独特の雰囲気に惹かれてファンになり、度々訪れているのだとか。神出鬼没にも関わらず常連がつくって、すごくないですか? これは、ますます期待値が上がります。

 

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棚には、ワインやウイスキー、各種リキュールがずらり。そう、ここTWILLOで提供されているのは、お酒を中心としたドリンクのみ。(この日はお目にかかれませんでしたが、店主に頼めば、紅茶やココアも出してくれるそう。寒くなるこれからの季節には、ぴったりですね。飲み過ぎたときの、箸休めとしてもいいかも!)

 

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メニューがないので、お客さんは皆、棚から好きなお酒を選んでオーダーしていました。私は何にしようか迷ってしまったので、店主に「甘くてやや強めで」と注文。すると、こ~んなオシャレなバラのリキュールが出できましたよ❤

 

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注がれたグラスはなんと、高級グラス・バカラ! 月明りに照らされたグラスの輝きにうっとり…。屋台とは思えないラグジュアリー感に、思わず浸ってしまいました。ひんやりとした夜風も心地いい。これぞ、屋台バーならではの醍醐味ですね。

 

ちなみにこちらは、一杯¥500。メニューがないので、「ものすごく高かったらどうしよう…」と若干心配していたのですが、良心的な価格でホッとしました。(ワインは¥500、ホット系カクテルは¥1000など、※種類によって異なります。)チャージ料などもありません。

 

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ゆらゆらと揺れるキャンドルの灯も幻想的で、雰囲気をいっそう盛り上げてくれます。う~ん、想像していた「屋台飲み」よりも、ずっといい感じ! 風に当たっているからか、立ちっぱなしで飲んでいるからか、酔いも普段より回りにくいような気がします。これは…飲んじゃうしかないよね! というわけで、おかわりをもう一杯(笑)

 

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見た目や雰囲気もさることながら、お酒の味も絶品。それもそのはず、店主の神条昭太郎さんは、かつてバーでの勤務経験がある、プロ級の腕前なんです!

 

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聞くと、神条さんは少々変わった経歴の持ち主で、これまでに、銀行員→フリーター→議員秘書→バーテンダーなどを経て、現在〝TWILLO〟の店主をされているのだそう。

 

どうして屋台式のバーを始めたのか? との問いに、神条さんはこう答えて下さいました。

 

「1つの場所に店を構えないというのは、看板の箔を捨てたと同じ。毎回新しい場所でゼロからのスタートですからね、大変ですよ。それでも、あえて場所を転々とすることで、毎日〝違う景色〟を見たかったんです。そうすると、毎回違う人たちに出会えるでしょう? 今日はどんな会話が聞こえてくるだろう、どんな雰囲気に包まれるだろう…。そういう刺激に、日々触れていたかったんです。この営業スタイルは、僕にぴったり。まさに、自分の人生そのものですね」

 

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葉巻タバコをふかしながら語るその姿は、とってもダンディー。神条さんならではの独特の世界観も、TWILLOのかもし出す魅力のひとつなのかもしれません。

 

もう一つの魅力は、色々な人との出会いがあること。小さな屋台ですから、お隣さんはもちろん、お客さんそれぞれとの会話も自然とはずみます。

 

こちらの男性は、仕事帰りにたまたま見つけて立ち寄ったそう。TWILLOがレアなお店だと聞いて「いや~ラッキーだったなぁ!」と、上機嫌。店主・常連さん含め、お客さん一人ひとりに、気さくに話しかけていました。からっと明るいテンションに、場も和む♪

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そんなご機嫌な彼と入れ替わりでやって来たのは、笑顔が素敵な仲良しカップル。「いつもの帰り道に、見慣れない屋台があったから気になって」、「レアなお店に出合えて感動!」と、早くもバーの魅力に引き込まれている様子。お二人が来たことで、場の雰囲気がまた、ふわっと変わりました。会話も場の空気も、さっきとは全く別モノ。でも、どちらも楽しくて、どちらもイイ。店主が先ほど言っていたこと、なんだかわかったような気がします…♪

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神出鬼没の屋台バー〝TWILLO〟は、日曜日以外ほぼ毎晩、雨の日も雪の日も、都内のどこかでひっそりと営業しています。次またいつ会えるかわからない、不思議なお店。だからこそ、どこかで出会ったら、ためらわずにぜひ立ち寄ってみて下さい。もしくは、Twitterを頼りに探し当ててみて下さい。きっとDEEPな東京を体感できることを、お約束致します♪

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「次にどこへ行くかは、自分でもわかりません。明日のことはわからない…それが人生ってものでしょう。またのご来店、お待ちしています」。(神条さん)

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